女の私
久し振りに他人に対して憤りを感じている。引退したサークルの人。
本当のところは勿論分からないけれど、私は彼女に「ぬくぬくと育ったいわゆる女子」と思われている(と感じている)。
彼女はトランスジェンダーで、もしかすると今まで彼女自身に向けられた「そうは言っても女子」という視線が、そのまま女性嫌悪に繋がっているのかもしれない。
私は私が意識している以上に無駄に女子なので幻想を抱かれやすい、と、ひとに言われたことがある位なので、これまでは誤解されてるな〜くらいにしか思っていなかった。
…失礼しちゃうわ、くらいには思ってたかもしれないけれど。
それが、今回サークルを手伝うに当たって彼女の指示に従うことになった訳ですが、未だ嘗てないコミュニケーションにおけるコントロール可能性の低さにびっくりしてしまった。
クオリティを追求することを蔑ろにした、彼女が「これでいい」と思ったルートを強制的に選ばされた。
「自分が頑張ってるのだから、先輩も頑張ってくれますよね」という態度がどうしてもバカにしているとしか思えなくて、久し振りに怒っている。
「傷つけられたから癒されて当たり前」という態度は、彼女の女性嫌悪と根は同じな気がしていて、そしてそれは私の男性嫌悪と相性が悪すぎたのでしょう。
書いたら少しすっきりするかな、と思ったけど、何故私は「傷つけられたから癒されて当たり前」を忌んでいるのかまだ纏まらないな。